断捨離、中断!

今週のお題「おうち時間2021」
 断捨離生活3日め。屋根裏部屋の次はリビングを片付けることにした。その日は、朝から雨。午前中、主人と次男は出かけ、私一人で、何から手をつけようかと思っていたら、長男からLINEが。
「『よつばと』って言うマンガが全部で14巻あるから持ってきてほしい。たぶん、弟の部屋(元自分の部屋)に在ると思う」
だと。ゴールデンウィーク前にもそんなこと言ってきてたので、何となく気にはしていたが、先日の片付けでも見当たらなかった。次男にも探すように言ったが、
「別のマンガならあるけど、それはなかった」
だと。念のため、もう一度、次男の部屋を捜索。部屋の隅に置いてある段ボールの底の方を見てみると、確かにあった。『よつばと』全部で14巻。

 翌日には28歳になる長男が、そこまで読みたがる『よつばと』って、どんなマンガなのかな?
という軽い気持ちで読み始めた。マンガを読むなんていつ以来だろう。
 「よつば」という5さいの女の子と、その子を取り巻く大人たちとの日常を描いたマンガだった。「よつば」も可愛いが周りの大人たちの「よつば」への対応が面白くて、優しくて、でもちょっとせつなくて…

 1巻から読み始めて気が付くともうお昼になっていた。次男と主人が帰ってきて、驚いた。まだ洗濯物も干していなかった。何よりも、マンガにこんなにも夢中になっていた自分に驚いた。
 急いで昼食の用意をして、洗濯物を部屋干しにして、昼食を食べて、
「さあ、断捨離の開始!」
とはならず、『よつばと』の続きを急いで読み始めた。まだ5巻しか読んでいない。3時には、長男のところに持っていくので、ところどころ飛ばしながら大急ぎで読んだ。それでも半分の7巻までしか読めなかった。残念…

 何日か前に、主人が録画していた「ダイハード」を見始めたら止められず、結局、明け方まで見てしまったって言ってたっけ。私はハラハラドキドキの映画は苦手だ。映画もマンガもほのぼの系好き。きっと長男も私と好みが一緒なんだろう。

 中学生ぐらいまでは、マンガ大好き少女で毎日読んでいた私。だけど、ある時から、急に絵と文の両方を見るマンガを読むことが面倒になってしまった。大人になってからは、小説は読んでもマンガは全く読まなくなった。そんな私が、『よつばと』に夢中になった。良いマンガだった。なんだかとても癒された。

 でも、28歳、男子が、このまんがを読みたがっているって、どう解釈したら良いのか?
 母としては、仕事でストレスがだいぶ溜まっているのかなーなんて、何だか心配になってくる。