思惑外れて、、、

 次男が中3の3学期の時に、建て替え工事中の新校舎が完成した。そのタイミングで、なんと中学校でも給食が始まり、私は、お弁当作りから解放された。しかし、喜びもつかの間、給食の恩恵をじっくり味わう間もなく、あわただしく中学生活は終わってしまった。できれば、せめてあと1年早く、給食が始まっていて欲しかった。おまけに、卒業間際に次男は体調をくずし、学校を休んでしまった。その間に、中学校生活最後の給食も終わった。

 高校生活が始まると、また弁当をつくらなければ、、、と覚悟をしていたが、なんと、生協もあり学食も充実しているとのこと。これには、コンビニ弁当が大好きな次男も、期待が膨らむ。
 登校初日は、生協が休みなのでお弁当を持参するようにとのこと。久し振りにお弁当を作った。奮発して「すき焼き風」の弁当だ。中学時代はよくご飯を残していたので、おかずをどーんと入れてご飯は少なめにしておいた。

「美味しいかったよ」
なんて、嬉しい言葉と一緒に空っぽの弁当箱を差し出した。
「明日からは、生協で買う?」
「いや、めっちゃ密やから弁当作って」
だと。中学時代は
「お弁当、作るよ」
って言っても
「ぱんダッシュするからいらん」
って言ってたくせに。
よって、翌日からも再び弁当作りがはじまった。

 お弁当作りのために30分だけ早起きする。布団の中で面倒くさいなーっていう思いと毎朝葛藤している。
 とりあえず、息子が学校に慣れて、臆せずに食堂や売店に入って行ける日までは、がんばろう。
 そんな日は、すぐそばまで来ているような気がする。