「病は気から」って本当!

先日、出掛けようとしたまさにその時、お隣のおじいさんが、やってきた。

用件は、町内会の役員のノートを、今年、当番なので渡してほしいとのこと。
昨年度、うちが当番だったので、持っているはずでしょ、、、って。

『あったなぁ、そんなん。どこに置いたか全く記憶がない😱』

とりあえず、すぐにはお渡しできないので、後でお届けすることにした。

もう出かけるところではなくなった。ノートを探さないと。その時の私には、いやな予感しかしなかった。義母が亡くなってからというもの、いろんなものをさんざん探し回って来た。大抵のものは、どこにあるかなんとなくわかっていたが、「町内会ノート」は、見た記憶がなかった。

私が持っているのか、それとも義母がどこか別のところに置いているのか、そんなことを考えていたら、急に気分が悪くなってきた。
探そうとするが、吐き気や下痢、頭痛で思うように動けない。

ついさっきまで出掛けようとしてたのに、この急激な体調の変化に、自分でも驚いてしまった。

横になりなから、1年前の義母との会話を懸命に思い出していた。

私が預かったような気がするし、いつもの場所に置いたような気もするし。でも、どちらにしても、何度探しても見当たらない。

ノートだけなら、買って弁償ということもできるが、10年以上も前からなんやかんや記録されている「町内会の歴史」は、どうすることも出来ない。毎年、前年に倣って役員の仕事をするわけだから、ノートの役割は、とても大きい。たかがノート、されどノート。

こんな時は、時間をおいて落ち着いてから探せば良いんだ、、、と、自分に言い聞かせて、一旦、探すのをやめることにした。

よろよろと家事に取りかかろうとしたが、何となく、別の部屋に入り、探すともなく本棚を見ていたら、なんとそこに、ちゃんとあるではないか!

まるで亡くなった義母が、
「ここに置いたじゃない」
って、私をいざなってくれたみたいだった。

お隣さんに無事ノートをお渡しして、ホッとした。しばらくして私の体調不良も収まった。

よく不祥事をおこした政治家や社長なんかが、すぐに入院してしまうけど、あれって本当に体調を崩しているのか怪しいと思っていた。だけど、今回の件で、本当に体調が悪くなっているのかもって思った。

どんなに図太い人でも、テレビやネットで取り上げられて、全国区で非難の的になれば、そりゃあ体調も崩すわ。

「病は気から」って言うけど、本当だなぁとつくづく思った。

それにしても、私って、ピンチに弱すぎないか。焦りすぎだし。情けない(-。-;)

なかなか「あくま退治」が出来ない。