長い休校期間を終えて、6月から、ようやく学校に行きだした中3の息子。
休校中は、友達とのオンラインゲームに明け暮れ、約束のない日は、昼まで寝ているという、だらけきった生活をしていた。
学校が始まって、早々に実力テストがあった。休校が長引いた分、入試にはどんな影響があるのかわからないけど、テストは、気合いを入れてのぞまないといけないことには、かわりはない。
しかし、気合いが入っているのは、親ばかりで、肝心の本人は、相変わらず他人事だ。
１日目のテストを終えて、昼食を食べた後、ゴロゴロしている息子に、
「いつまでも、ゴロゴロしてないで、やることさっさとやったら!」
と、あまりのやる気のなさに、イライラして言った。
すると息子から、また同じ質問が。
「なんのために勉強するんやろ。フツーでいいやん。おれ、ギリギリ食べて生きていけたらいいし…」
つまり、大好きなゲームを中心に、生命維持に必要な分だけ、お金を稼いで生きていきたいってことね。
そんな生き方をしたいという息子に、「楽しそうでいいんじゃない｣と言えるほど、私は、寛容な母親ではない。
「そんなん、大人になったら絶対に後悔するわ！」
イライラしながら、息子に言った。すると、
「俺の人生だし、好きにさせてほしい。後悔してみたい。｣
だと。
私が、今、一番みたいもの。それは、夢に向かって必死に頑張る息子の姿。
でも、それは、ゲームじゃない。
親と子のイライラは、当分続きそうだ。
