老後対策

久しぶりに本屋さんに行った。最近は老眼がすすみ、積極的に本を読む気になれず、しばらく足が遠のいていた。主人のお付き合いで寄っただけで、自分で本を買うつもりもなく、適当に立ち読みをしていたが、1冊の本が目に留まった。
「まだ間に合う50代からの老後のお金」という婦人公論の本。
まさに、今、私が最も関心がある内容だ。
 お値段、800円。手にとってみたが、中身の文字がよく見えない。老眼鏡をかけてじっくり読んでみたくなっ[た。結局、肝心の主人は何も買わず、私だけお買い上げ。
 人生100年時代。老後の生活費としておよそ2000万円の貯蓄が必要と、一時期言われていた。しかし、今の自分とあまりにかけはなれた金額なので、実感が湧いていなかった。でも、そんな遠くない未来には、必ずやってくる「老後」のことは、ずっと気になっている。
 今、毎月、主人から決まった金額を生活費として受け取っている。そんな大金ではないが、そのお金をいただけなくなったら、私は、一体どうやって生きて行くのか?
 国民年金は、確か月6万円にも満たなかったはず。到底、足りるはずもなく、自営業の私の仕事の収入も安定していない。主人が元気な今のうちから、何らかの対策を講じなければいけないことは、わかっている。今までは、「なんとかなるだろう」と、ほとんど現実逃避で生きてきた。真面目に考えると不安で眠れなくなってしまうからだ。
 結局、その本を読んでわかったことは、今のままではいけないということ。節約に励み、健康で70才までは働き続けないといけないこと。
 70才、、、すごいおばあちゃんのイメージだけど、考えて見ると後10年ちょっと。まだまだ現役で働けそうな気がする。
 私の老後は、70才からかな。その時、主人は79才。二人とも元気で、好きなことやって暮らしていたいなぁ。

「健康なら、なんとでもなる」
最近の主人の口癖だ。人生100年、健康な老後に備える。これなら、お金がなくても出来そう。とりあえず、スクワットの椅子に座る回数を増やそう。