先日、ガス警報器の取り替え工事があった。その時に、ついでにガス給湯器の点検もしていただいた。早いもので、今の給湯器に替えてからもう10年になると言う。前に取り替えた時は、まだ母も元気で、費用も全部一括で払ってくれたのだ。その頃の我が家は、本当にお金が無くて、随分と同居していた母に助けていただいた。
そして、10年の歳月が流れた今、もういつ故障してもおかしくないくらいの燃焼時間が経過していると言う。
今は、金銭的には何とかなりそうだが、肝心の品物が手に入るのに半年ぐらい時間がかかるそうだ。
そろそろ交換の時期なので、壊れる前に注文しておいたほうが良いのではだと。
確かに冬場に壊れようもんなら本当に困る。かと言ってまだ動いているのに、交換するのも勿体無い気がする。前の給湯器もなんやかんや言いながらも、10年以上は使っていたはず。後1〜2年は使えそうな気がするけど、壊れてもすぐに手に入らないという状況が、悩ましい。
そして、給湯器を替えるのなら、ついでに発電もする機種を勧められた。
我が家は、家族の人数の割に消費電力が多いらしい。その機種にすると電気代の7割が発電で賄えるという。
「素晴らしい!」
と、すぐにでも飛びつきたいところだが、当然、その給湯器の値段も高い。
見積っていただいたところ、10年使うとして、毎月16000円弱。それに電気、ガス代をプラスした金額になるという。ざっと計算してみたが、それでも今の電気、ガス代より安くなりそうだ。
「どうせ買い替えるなら、発電も出来るのにする?」
主人に相談してみた。しばらく考えてから、ポツリと言った。
「10年、俺生きてるかな?」
考えてみれば、10年後は70代と80代の老夫婦の私達。恐らく今同居している次男は、10年も経たずにこの家を出るだろう。二人残ったとしても今ほど電気もガスも使わないだろう。ましてやどちらか一人残った場合、月16000円の給湯器代が恐ろしく重く感じるだろう。私なんか国民年金、満額もらえたとしても月6万円だ。そのうち給湯器代が16000円なんて有り得ない。
私は、目先のことしか考えないけど、主人はいつも冷静だ。
とりあえずは、息子にむやみやたらに冷暖房をつけないように、1日に何度もシャワーを浴びないようにしてもらうのが、一番の光熱費節約の道かも。
で、ふつーの給湯器にしても、壊れる前から発注すべきか、、、
二人で思案中。